東京都在住の会社員・中井志穂さん(34才・仮名)は、10月1日のたばこの値上がりを前に貯金を切り崩して30万円分、100カートン購入した。
「ワンルームマンションなので、なるべく場所をとらないように積み上げたら、高さ2mのカートンの固まりが3つにも。思わず見上げてしまいました。なんだか自分の部屋というより“たばこ部屋”という雰囲気で自己嫌悪です」(中井さん)
しかし、たばこには賞味期限がある。放っておくと湿気ていたり、味が変わってしまうことも。理想の保存方法を都内のたばこ店に聞くと、「室温16度、湿度60%程度で管理するのが理想です」という。
「冷凍庫や冷蔵庫での保存は乾燥しすぎてしまうのでよくありません。床に直接置くというのも湿気を吸ってしまうのでNGです。風通しがよいところを選ぶとよいでしょう」(JT・IR広報部)
値上がりしての痛手よりももっとつらいのは「それでもまだやめないの?」という周囲の冷たい視線。
「いま喫煙者=ヤニーズと呼ばれていてかっこいいどころか“頭が悪い”みたいにいわれることもあってそれがムカツキます。いつのまにか極少数派で、肩身が狭いですね」(中井さん)
※女性セブン2010年10月21日号