11月2日、マンション4階の自宅ベランダから転落、全治1か月の重傷を負った民主党の三宅雪子衆議院議員(45)。事故直前、彼女は周囲に、「私のこと、記事になるのかしら」と、不安げに漏らしていたという。
もちろん、事故のことではない。実は彼女、自分の選挙区である群馬の県議から、「暴行・傷害」容疑で告発されかけていたのだ。
「10月16日のことです。群馬・高崎の事務所で、民主党の石川貴夫県議(32)と打ち合わせをしていたところ、三宅議員が突然怒りだし、手元にあったリーフレットの束を石川県議の顔めがけて投げつけたそうです。石川県議はとっさによけたものの腰をひどくひねり、急性腰痛症になったそうです」(社会部記者)
“事件”は同席していた石川県議の後援会長で民主党群馬県連会長代行・中島政希衆議院議員が文書にして記録。そこには前述の事実概要と、
<明確な傷害罪(刑法204条)であり(中略)刑事告発に相当するものと考える>
と記されている。文書作成者の中島議員に聞くと、「すでに双方の代理人の間で和解がほぼ成立しており、文書は公表を前提にしていない」——ことを理由に言及を避けた。
“被害者”の石川県議は、転落事故直後、一部で三宅議員の「愛人」と疑われた人物。それを否定した上で、こう話した。
「トラブルがあったのは事実で、和解交渉をしています。三宅議員は私が所属する民主党群馬第4支部の支部長として、私にさまざまな要求をしてきた。理不尽に思えるものでも、支部長だからと従ってきたんです。その後もメールで地位を乱用するような要求ばかりしてきてきたんです」
一方の三宅議員側は、
「メールの件も『暴行・傷害』容疑の件も事実ではない。現在、解決に向けて和解交渉を進めています」(政策秘書)と、答えている。
※女性セブン2010年12月2日号