「お金持ちの象徴」といえば、六本木ヒルズだが、これらの高級物件に関心を示すのは、富裕層の中でもベンチャー起業家などの新世代が中心である。一方、全国に2万6000人いるという5億円以上の資産を持つ富裕層は、“ブランド物件”には関心を示さない。富裕層ビジネス研究会を主宰する船井総合研究所の小林昇太郎氏が解説する。
「資産5億円以上の超富裕層の3分の1が東京に集中しており、そのうち世田谷区には約3800人が暮らしています。1キロ四方に約65人が存在していることになります」
なんとも羨ましい限りである。
※週刊ポスト2010年11月26日・12月3日号