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みかんの「白い筋」は毛細血管の血行を良くするビタミンPの宝庫

 日本有数のみかん産地である、静岡県・浜松市の三ヶ日町。みかん農家の後藤さんの家を訪ねた記者が「まずは食べて」と出された「温州みかん」の白い筋を、ちまちまと取り始めた瞬間のことだ。

「あっ! ダメダメ。もったいないよそんなむいちゃあ」

 みかん農家の後藤朱美さんにいわれてしまった。

「みかんの皮はこうやって上からむくでしょ。そしたら白い筋とかそのまま食べた方がいいの」(後藤さん)

 みかんといえば「ビタミンC」が豊富だが、白い筋や中の薄皮の部分には食物繊維や、「ビタミンP」とも呼ばれる成分・ヘスペリジンがたっぷり入っている。それをしっかり食べた方がいいというわけだ。

 ちなみに「ヘスペリジン」は、血管の内壁に作用して血管をしなやかにさせる、血中の中性脂肪の値を下げる、毛細血管の血行を良くするなどの効果が、実験によって確認されているという。

※女性セブン2010年12月9日号

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