【書評】『2択思考』(石黒謙吾/マガジンハウス/1575円)
* * *
人は朝起きてから夜寝るまで、実は様々な選択をしている。そうした選択を「2択思考」で行なうことを勧める著者だが、それは〈決めなければならないから2択をするのではなく、自分自身のセンスを上げるために2択的に考えることを楽しむ〉ことであり、それがやがて漢方薬のように効いて自身を変えてくるという。居酒屋でのオーダー方法、しゃべる、しゃべらないという会話の2択等様々な例を示しながら、生きるヒントを語ってくれる。
※週刊ポスト2010年12月10日号