夫に対して、キョーレツな理由で今にも爆発しそうなほどの不満を抱えている妻がいる。宮城県在住のCさん(42)は、建築関係の会社を自営する夫(44)の、度を越したサッカーバカっぷりにたまりにたまった不満をぶちまけた。
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サッカー好きのダンナは、Jリーグの試合だけじゃなく、日本代表の試合となると、どこまででも追いかけてしまうんです。1月のアジアカップももちろん。ほんっと、オバカすぎて怒る気にもならなかった。
1月は長女のセンター試験と次女の高校受験があるので、まさかカタールまでは行かないだろうと思ってたんです。実際、ダンナも「今回は子供たちの受験だから、行かないよ」といってました。
それがある日突然、自宅の階下で仕事をしてるはずのダンナから電話がかかってきたんです。「オレだけど。カタールに行ってくるから。子供たちの試験には間に合うように戻るから。じゃぁ、後よろしく!」
いいたいことだけいって切ってしまいました。ア然、というか、呆れ果てて、腹がたつことさえ忘れてしまうくらい。電話ではセンター試験までに戻るといってたけれど、半信半疑。だって、これまでも、ワールドカップで南アフリカに10日間の予定で行ったはずが、結果的に2週間半も帰ってこなかったことがあるから、今回もアテにはしてませんでした。
そしたら案の定、日本が勝ち進んだからと結局、決勝戦まで見てきたそうです。娘ふたりが受験で頑張っているのに、自分はサッカーのほうに夢中になってるなんて信じられない。
その間、私には何の連絡もナシ。ただ、子供たちにはメールを入れてきて、お土産は何が欲しいかとか、受験頑張れとか、パパはドーハできみたちのことばかり考えているよ、とか入れてきてたようです。
でも子供たちは「パパ、私たちを手なずけようとしてるんだろうけど、ムリに決まってるじゃない!」と呆れて相手にもしてなかったようです。
※女性セブン2011年3月3日号