国内

菅総理のカンペ記事コピーを国会審議中野党議員が回し読み

菅首相が党首討論に持参したカンニングペーパー

 審議が立ち往生している通常国会を、本誌記事が盛り上げている。

 2月15日の予算委員会。野党議員の間で一枚のコピーが回覧され、小泉進次郎・代議士らが食い入るように読み耽っていた。

「進次郎クン。これ、面白いぞォ」(金田勝年氏)

「ホントですねぇ~」(小泉氏)

「おーい。オレにも見せてくれよ」(金子一義氏)

 ――そんなやり取りが聞こえてきそうなひとコマである。その後、紙は小里泰弘氏、佐田玄一郎氏らの手に渡っていった。

 回覧されていたのは、本誌前号のグラビア「×セコすぎる『菅ペ』」(NEWSポストセブン2月14日配信)。2月9日の党首討論で菅直人・首相が、〈×詰問 ○真摯〉〈×政策の比べあい ○リーダーの器の比べあい〉などの“答弁心得”を書いた紙を握りしめる様子を、写真とともに報じた記事である。

 本誌記事を熟読していただくのはありがたいが、ここは図書室ではない。

「同僚議員が質問に立っているのに、ほとんど聞いちゃいない。質問している側だってカンペ頼りだから、緊張感のカケラもなかった」(本誌カメラマン)

 税金からバカ高い文書通信交通滞在費を貰っているのだから、コピーの回し読みなどせず、自腹で購入してほしいものである。

※週刊ポスト2011年3月4日号

関連記事

トピックス

氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン