実際に株主優待の恩恵にたっぷりあずかっている人はそれをどのようにエンジョイしているのだろうか。ブログ「毎日優待三昧」(http://d.hatena.ne.jp/yuutaizanmai/)が人気のrikaさんが、年間300社もの株主優待をゲットするハッピー優待ライフを報告してくれた。
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もうすぐ春。3月は1年の中でも最も忙しく、気合の入る時期です。なんといっても最も多くの株主優待が得られる月ですから。昨年は3月だけで121社の優待をゲットしました。
3月末で権利を得た優待品は、6月末に集中して届きます。この時期は1日に届く荷物や郵便物が10や20なんてザラ。投資を始めたばかりのころは、この時期に食べきれないほどの食品が届いて持て余すという失敗もありましたが、今は食べ物に集中しないよう上手に調整しています。毎日プレゼントが届くようでワクワクします。
私が株式投資を始めたのは2002年。買い物に出かけた近所のスギ薬局で「株主になりませんか」というポスターを見かけたのがきっかけでした。当時は株主になると年6000円分の商品券と買い物が5%引きになるカードがプレゼントされ、配当までつくとあって、飛びついたのがきっかけでした。その後、大好きな東京ディズニーリゾートのパスポートがもらえるオリエンタルランドなどを買い足しているうちに、あっという間に株主優待にハマってしまい、いつの間にか1500万円もつぎ込んでいました。
2010年は413個の優待を取得。これだけもらっていると、日常生活でお金を使うことがほとんどなくなります。
たとえば、株主優待品の定番である優待券等は、毎月のように送られてきます。洋服はしまむらの優待券や、これまた人気がある百貨店共通商品券、クレジット会社のギフトカードで買えます。シャンプーや洗剤類といった日用品は、ライオンやサンドラッグ、アース製薬、MHグループなどの優待品で十分。化粧品はファンケルやドクターシーラボ、ハーバー研究所、ノエビアなどが送ってくれます。
頻繁に出かける外食も、支払いはすべて優待券。食品や飲料メーカーも自社製品をたくさん送ってくれるので、現金で買うものといえば、野菜とかお肉といった生鮮食料品ぐらいですね。
※マネーポスト2011年3月号