今年もお花見シーズン到来。楽しいはずの定番の行事も、参加者の顔ぶれによってはそうでなくなることもあるようだ。決して気の合う仲間ばかりではない、会社のお花見では、お酒が入り過ぎてありえないハプニングが続々と起こっているようで……。今回はOLたちに、せっかくのお花見気分が台無しになる“珍事件”の数々を紹介してもらいました。
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あき(メーカー・27歳):ウチは去年あたりから面白い現象が起きてる。
まさ(メーカー・31歳):何々?
あき:外国人の社員が増えたから、国際色豊かでさ。インド人はカレーを煮始めるわ、白人はブルーシートの上で靴脱がないわ、中国人はおつまみに手を出さないわ……。
ちい(建設・27歳):ヘッ、何で?
あき:中国人は冷めたおかずが嫌いなんだって。料亭の仕出しもあったのに、彼らはカップ麺すすってたよ。
まさ:まさに、所変われば品変わるだね。
ちい:ウチも「ゆとりクン」たちが好き勝手してて、まとまりがない。
まさ:ああ、最近入社してきた「ゆとり世代」のコたちでしょ。
ちい:それがさ~、新人の初仕事として花見の場所取りって定番じゃん。でも、あいつら空気読めないから、トイレの前を平気で場所取りしやがってさ。おかげで、ウチらが太巻きにかぶりつく様子なんかをトイレに並ぶ長蛇の列の人がじっと見てて、落ち着かないったらありゃしなかったよ!
ゆめ(広告・26歳):ウチでは部長の宴会芸もロクに見もせず、スマホで「部長、腹踊りなう」なんてツイートしてるんだからさ。こっちがハラハラもんだよ。
あき 先輩たちの「イッキコール」にも、「そういうの苦手なんです」で終わりだったし、全く会社付き合いというのが分かってないというか……。
ノリ(IT・28歳):それに、酔っ払ったウチらの写真も許可なくサイトにアップして笑い事にしたりするでしょ。私のアホ面が何人に晒されたやら。
あき:ウチらの世代でも理解できないんだから、これから面倒見なきゃいけない上司はもっと大変だよ。
※週刊ポスト2011年4月15日号