最近“草食系男子”が増えるとされている一方、“肉食系女子”が増えているなどとまことしやかにいわれるが、果たしてそれは事実なのか? 統計調査から見てみよう。
2006年に日本性教育協会がまとめた「青少年の性行動全国調査」によれば、大学生のセックス体験率は女子が62%となっている。前回の1999年の調査での51%から「10ポイント以上の伸び」を示している。
一方の男子の体験率は63%と女子とほぼ同水準だが、前回調査と数字は変わらず「横ばい」となっている。巷間言われる通り、男子の“草食化”が進んでいるとすれば、次回は数字の逆転があるかもしれない。
ちなみに、同調査によると高校生のセックス体験率は女子が6ポイント伸びて30%、男子は前回と同じ27%。こちらでは一足先に“逆転”が起きている。
※SAPIO2011年5月4日・11日号