5月26日深夜放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、ナイナイの岡村隆史(40)は声を荒らげてまくしたてていた。
怒りの原因は不動産トラブル。岡村は4月に新しいマンションに引っ越したのだが、その前に住んでいたマンションの大家さんとの間でもめているという。その物件は、都心の一等地に建つ4階建てのマンションで、岡村の部屋は広さ約55坪の2SLDK。リビングは大人が20人は余裕ではいれるほどの広さで、家賃約80万円という超豪華な部屋だった。
岡村はここに5年あまり住んでいたが、退去の際に原状回復のために多額の修繕費を要求されたという。請求された金額は合計で350万円。岡村によると、その内訳は入居時に取ったクローゼットの回復費用に150万円、換気システムの掃除に160万円などとのことだが、たしかに一般的な感覚からすれば、あまりにも高額すぎる気が…。マンションの大家さんであるAさんを訪ねると、「管理会社に全部任せてあります」(Aさん・以下同)といいながらも、請求書の内訳を理路整然と話してくれた。
「クローゼットは、入居するときに、岡村さんが“使わないから外してほしい”といってきたので外しました。そのとき“退去時はクローゼットも原状回復する”ということで、その費用は岡村さんの負担ということになっていました。入居時に外したクローゼットはもう使えなくて、新しいクローゼットを取り付けなければいけません。その取り外したものがもう使えないということを岡村さんは忘れてしまったのかもしれません」
そして、金額が150万円になった理由についても、こう説明する。
「うちのマンションは、(高級住宅地という)場所柄、いい素材のものを使っているので、新しいクローゼットの代金と取り付け費用でその金額になりました」
たばこの汚れを掃除するために160万円かかるとした件についてはこう説明する。
「岡村さんはかなりのヘビースモーカーのようでした。管理会社は年に1回くらい、換気扇とか排水管、空調のダクトなどの清掃をしていました。しかし岡村さんは部屋に入れたくないのか、忙しいのか、それを1度もやらせてくれなかったんです。空調の管は室内の天井裏などにも通っていて、清掃のためには天井を壊さなければなりません」
清掃のために天井を一度壊し、清掃の後に再び天井を作る作業が必要だというのだ。この2件だけで合計310万円というわけだ。
「管理会社が決めた請求額を聞いたときは、高いかなと思いましたが、仕方がないかなと思います」(Aさん)
計350万円にのぼるこの修繕費。岡村は支払うしかないのだろうか。住宅評論家の櫻井幸雄氏はこういう。
「大家さん側の請求金額通り払う必要はないと思います。やはり金額が高すぎるのではないでしょうか」
※女性セブン2011年6月16日号