女性の陰部における感染症のひとつに“外陰部膣カンジダ症”がある。主な自覚症状としては、外陰部のはれ、かゆみなど。このほか、白くポロポロとしたおりものが出る人も注意。この白いおりものが外陰部膣カンジダ症の特徴的な症状といえる。
外陰部膣カンジダ症とは、膣内にいるカンジダ・アルビカンスというカビの一種により起こる炎症のこと。さらに、成城松村クリニック院長の松村圭子さんはこう説明する。
「カンジダは普段、膣内ではおとなしくしているのですが、病気や過労などで免疫力が落ちたときに増殖し、炎症を起こしてしまうのです」
では、その治療法は?
「膣を洗浄し、膣の奥に抗真菌剤を入れ、外陰部に外用剤をぬるとかゆみは治まります」(松村さん)。ただし、完全に治るまでは1~2週間ほどかかるため、かゆみが治まったからといって治療をやめないこと。中途半端な治療では症状がぶり返してしまう恐れがあるので医師の指示に従って。
※女性セブン2011年6月23日号