ライフ

澤口俊之氏 草食系男子増加の裏に電磁波による影響指摘

『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に出演中の脳科学者・澤口俊之さんによると、“男性性”に欠ける「草食系男子」が増えた背景には、男性ホルモンの問題があるのだという。いったいどういうことなのだろうか? 澤口氏が解説する。

 * * *
 男性性は、お母さんの妊娠期が大きく影響しています。なかでもストレスの影響は大きく、妊娠中に夫や姑との関係、または仕事などでストレスを感じたり、不安感を強く持ったりすると、胎内で男性ホルモンがあまり出なくなってしまいます。そして、性別は男性ですが、浴びた男性ホルモンの量が少ないため、「草食系男子」の基礎がつくられるというわけです。また、その後の環境も大事で、「男子としての育てられかた」が希薄でも男性性は低下してしまいます。

 男性性をつくる男性ホルモンは、精子の生産にも決定的に重要です。欧米に比べると、20~30才代の日本人男性の精子の量(1回の射精あたり)は3分の1ほど。同じ日本でも20~30年前と比較すると、2分の1から3分の1という報告があります。これほど少ないと、妊娠させる能力も低くなります。一昔前は、不妊の原因は妻にあることのほうが多かったのですが、最近では、夫の精子量も問題視されています。

 精子の量は、実は電磁波にも影響されます。ここではその具体名はあえていいませんが、21世紀になって急速に普及している機器からの電磁波の影響で、精子量が減るという研究がいくつかあります。

 精子の量は男性ホルモンによっても左右されますから、お母さんだけではなく、現代文明も「草食系男子」の増加に寄与しているといってよいでしょう。

 ただ、40~50才代の男性は男性性が強く精子も多い人が多いようです。ですから本来の女性性を持っている女性=「草食系女子」は、無意識に中年の男性を求めてしまっているのかもしれません。

※女性セブン2011年6月30日号

関連記事

トピックス

過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン