29日に行なわれる民主党代表選でメディアが持ち上げる前原誠司氏だが、同氏にはいくつかの黒い疑惑が存在する。ここでは二つ紹介しよう。
●秘書給与錬金術
政策秘書だった坂上博二氏から「まえはら誠司後援会」「民主党京都第2区支部」あてに1997~99年の3年間で1050万円という個人献金の上限(年間150万円)を超える寄付を受け取っていたのを始め、夫人を公設第一秘書として国から給与を得て、その夫人から政治資金2548万円を借り入れていた。
実母も公設第二秘書にし、やはり国から支払われる給料から448万円の寄付を受けていた。その後任の第二秘書からも給与の3割を超える年間171万円の寄付が判明。さらに前原氏の党支部や政治団体には「業務委託料」の名目で2004年までに1億円近い出所不明の収入が計上されていた。
●外国人献金
今年3月4日の参院予算委員会で、京都市内に住む在日韓国人女性から総額25万円の献金を受けていたことを認めた。
※週刊ポスト2011年9月9日号