京都の病院では看護助手が入院患者の爪をはがすというショッキングな事件が起きたが、一方で、昨今ではモンスター患者も“事件”の主役になっている。
「“ゴルフに行くから、朝7時から診療してくれ”という患者がいた」(東京都内の医師)
「予約も取らずに診療に来て“院長か部長を出せ! 手を抜いているのか”と文句をいい続ける患者がいる」(埼玉県内の看護師)
患者が看護師を家政婦のように扱ったり、医師に殴りかかったりするシーンは日常茶飯事となっているそうだ。
東京都内の歯科病院に勤める歯科医・F男さん(45)が嘆く。
「50代の男性患者さんだったんですが、3回ほど通院された後、“まだ治らないのか! 金を返せ”と怒鳴り込んできた。二言目には“医療ミスで訴えるぞ!”“医師会に抗議するぞ!”と脅迫する。きっと病院からなら、お金がふんだくれると考えていたのでしょう。こちらも折れず、2時間ぐらい懇々と説明すると、“もうここには通わない! ○○病院に行くから紹介状を書け”といいはじめました。もう来てほしくなかったので喜んで書きましたが、その後のことは知りません…」
※女性セブン2011年9月22日号