胸キュンのきっかけは、思いもかけないところに転がっているようだ。長野県在住のKさん(40才)は、45才の夫と結婚12年目。夫は単身赴任中とあって、いまは11才の娘と愛犬のチワワと“3人暮らし”。そんな生活の中で、ときめきを感じた対象は、意外な相手だった。
* * *
小学5年生になる娘の担任は、3年目の男のセンセイ(25才)。短髪の太眉くんで必ずしも万人ウケするイケメンってわけじゃないんだけど、理想に燃えていて、すべてに全力投球。反抗期がはじまった娘は「熱血でウザイ」なんていうけど、一生懸命なところが、私は逆にかわいくて。
1学期最後の個人面談のときのこと。「最近、娘が反抗期で、いうことを聞いてくれないんです。夫は単身赴任中で、相談できる人もいなくて…」って、困り顔で訴えたら、先生ったら、何度もうなずいて「大丈夫です。何かあったら、ぼくにいってください。一緒に考えていきましょう!」ですって。
以来、相談しに行くたびに高学年を初めて担当する彼は「心理学の本によると…」とか「先輩の先生にも聞いたんですけど…」って、目をキラキラさせながら、初々しく話してくれるの。そのピュアすぎる瞳に参ってしまったわ。それに「こんな熱心に、話を聞いてもらったのは何年ぶりかしら~」って思ったら、トキメキがとまらなくなっちゃって…。
娘が問題を起こすたび、心配になるものの、「先生に会う口実ができた」って、嬉しく思ってしまう私はダメ親?
※女性セブン2011年10月20日号