この秋冬、各キャリアから続々と新しいスマートフォンが発売される。だが、一体3キャリアの特徴はどうなっているのか。各社の特徴をみていこう。
docomoの秋冬モデルは多種にわたる。ワンセグ、おサイフケータイなどの機能はもちろんカメラ機能もグレードアップされたもの、デザイン性に優れたものなど女性にも使い勝手のよいスペックを備えたものがそろっている。なかでも注目すべきなのは『Xi(クロッシィ)』という高速通信サービスに対応した機種だというのはスマホ事情に詳しいライターの太田百合子さん。
「これまでの約5倍の速さでデータ通信ができるのですが、このサービスのいいところは月額1480円(Xiトーク24プラン)で相手がdocomoなら国内通話が24時間無料になる点。Xiを手軽に使える新料金プランも登場し、通話料とパケット通信料合わせて月額6205円から利用できます(来年4月末までのキャンペーン)」(太田さん。以下「」は同)
ほかにもシンプルな機能のみに絞り、端末の価格を抑えた機種なども登場。
「docomoはハイスペックなモデルのNEXTシリーズとデザインや使い勝手のよいwithシリーズのふたつを出しています。自分のライフスタイルによって、選べる幅も広がっています」
iPhone参入で話題になったauだが、その他のスマホも充実したラインナップがそろう。
「auの秋冬バージョンはスピードがキーワードになっています。WiMAX(月額525円)というワイヤレスの高速データ通信に対応したモデルでは、他パソコンやタブレット端末などのWi-Fi対応機器を、このWiMAX回線でネットに接続することができます」
ほかにも女性向けのデザイン重視のモデルも登場している。
「デザインやアプリも女性向けが豊富ですが、ワンセグ、おサイフケータイなどの基本的な機能は、しっかりとついている機種が多いのも魅力です」
最後はソフトバンク。同社の主力商品といえばiPhone。「できるだけたくさんのかたにiPhoneを楽しんでいただけるよう、利用しやすい料金設定にしています」というソフトバンク広報部のコメントのようにAndroid製のスマホに比べて月々の利用料金も低く設定されている。
とはいえソフトバンクからはほかにもさまざまな機能を持った機種が発売される予定。
「docomoで出ているルミックスの高画質技術を採用したスマホもソフトバンクから出ています。こちらもコンパクトサイズで、デジカメに近い画質なので写真を頻繁に撮りたい人向け」
またポップなデザインのものも多くあり、機能性と見た目の両方備えているモデルが多いのが特徴。
「ワンセグ、おサイフケータイ、防水という基本的な機能はおさえつつ、ソフトバンクのスマホには通常の携帯のキー状のテンキーも搭載されているものもあり、初心者にはおすすめです」
※女性セブン2011年11月24日号