もういい年なんだからゆっくりいきたい――これは神田正輝(60)の弁。今年還暦を迎えた彼の恋愛観はあくまでマイペース。しかし、恋人・長谷川理恵(37)の思いは違った。
<今晩のdinnerは、がっつりステーキ!! こちらのモチベーションも上がりっぱなし(笑)>
11月13日の昼過ぎ、長谷川は自身のブログにそう綴った。肉はほとんど食べず、野菜中心の生活をし、野菜ソムリエの資格まで持っている彼女にとって、ステーキは決して好みの料理ではなかった。しかしそんな食生活も、この1年でがらりと変わった。しかも“モチベーションが上がる”ほどに…。
その日の夜10時過ぎ、長谷川は都内レストランでディナーを楽しんでいた。フォークロア調のワンピースにベロアのハットをかぶっていた彼女の隣にいたのは神田正輝(60)だった。彼女は、そのディナーよりも、食後の甘~いデザートよりも、神田の顔から一瞬も目が離せずにいた。時に我慢しきれなくなったのか、神田の頬を両手で包むように、ギュッと触れたりするシーンも…。
ふたりが店を後にしたのは深夜11時過ぎ。同じタクシーに乗り込み、都心から離れた閑静な住宅街へと向かった。そこはこの夏に長谷川が引っ越したばかりの新居だった。神田の自宅マンションへは車で5分ほどというご近所転居だった――
出会いは昨年5月、神田が司会を務める『朝だ!生です旅サラダ』(朝日放送系)に長谷川がゲスト出演したことだった。意気投合し、交際をスタートさせた直後の昨年11月、本誌はふたりの恋の現場をスクープした。それから約1年。ふたりの関係はいっそう深まっていた。
長谷川と神田の知人が、こう話す。
「とうとう神田さんが再婚を決めたようなんです。理恵ちゃんもこの1年、よくがんばりましたよ。あれだけ渋っていた神田さんを動かしたんだから…」
熱愛発覚直後からインタビューなどで、神田と「結婚したい」などと公開プロポーズをし続けてきた長谷川。しかし神田は、彼女とは温度差があった。
「スロー“L”でいきます! “L”はLOVEでもありLIFEでもある。いい年なんだから、ゆっくり人生を楽しもうと思ってね」
長谷川の知人がこう話す。
「理恵ちゃんは普通に結婚して、子供がほしかっただけなんですけど、神田さんは、家庭よりも、束縛のない大人の恋愛関係でいたかったんですね。そんな彼に理恵ちゃんはそれとなく結婚話を切り出すみたいなんですけど、空気が悪くなって、いつも喧嘩になっていました。そのたびに“私、重い女になってる…”ってぼやいてましたよ。“私、フラれちゃうかも”“別れるっていわれたらどうしよう”って弱音を吐くこともありました」
煮え切らない神田に長谷川は猛アプローチを繰り返した。8月に行われたイベントの席では、結婚について聞かれ、こう話していた。
「相手あってのことなのでがんばります」
そのとき長谷川は、神田の自宅近くに転居したばかりだった。冒頭でふたりが食事後に向かった長谷川の新居は、2階建て一軒家風の建物で、200平方メートル以上もある4LDK。春にはベランダから桜並木がよく見えるという。
「一緒に住みたいのが本音だったけど、彼はひとりの時間を大切にしているし、いつでも会ってくれるわけではない。だから理恵ちゃんは、せめていつでも会える距離にいたいという一心で、神田さんに相談して、ご近所に“押しかけ転居”をしたんです。最後は決して気持ちを押しつけることはなかったんですけど、神田さんも理恵ちゃんの気持ちをくんだのでしょう」(ファッション誌関係者)
※女性セブン2011年12月1日号