ハリウッド史上最高ともいわれる豪華キャストが出演することでも話題の映画『ニューイヤーズ・イブ』。米・ニューヨークを舞台に、8組の人々の恋愛群像などが描かれる。その出演者のひとりが、1年半ぶりにスクリーンに戻ってきた女優のサラ・ジェシカ・パーカー(46)だ。大ヒットドラマ・映画『セックス・アンド・ザ・シティ』でニューヨークの“顔”となった彼女が、ニューヨークのライフスタイル、そして大晦日について語った。
――今作では、ニューヨークの大晦日の名物タイムズスクエアのミラーボールを始め、さまざまなニューヨークのスポットやスタイルが登場しますね。
サラ:この映画におけるニューヨークというのは、私がここ数年出演してきた作品におけるニューヨークとは違った視点から捉えられていると思うわ。そういう意味でも新鮮よ。
――この映画でもマジカルなニューヨークの魅力が強調されていますが、あなたにとって、ニューヨークとはどんな場所?
サラ:私がブロードウェイに憧れてこの街にきたのが、13、14才のころ。それ以来ずっとニューヨークを愛し続けているわ。『セックス・アンド・ザ・シティ』で20年もこの街と関わっているしね。ニューヨークは私にとっては我が家のようなものなの。
――あなたにとって、大晦日はどんな日ですか?
サラ:私は世の中の大勢の人達と同じで、大晦日は大好きなの。新たな始まりの瞬間でもあるでしょ。それって誰にとっても魅力的よね。私がとりわけ大晦日が好きなのは、自分にとって本当に大事だと思える人と一緒に過ごす日でもあるからだし、それから、来たるべき年を意味のあるものとして迎える日でもあるし。年によってはニューヨークで過ごすこともあれば、街から出ることもあるのだけど。特に夜は最高ね。だから大晦日には本当に素敵な思い出がすごくたくさんあるの。
――忘れられない大晦日のエピソードがあれば教えてください。
サラ:そうね、それは大事な思い出として自分の中に閉まっておきたいの(笑い)。自分の中に閉まっておける数少ないことのひとつだと思うから。
――1年の締めくくりとして、また新たな1年の始まりとして。この映画を見たいと思う人も多いと思います。
サラ:最高の監督ゲイリー・マーシャルの作品だから、絶対に見て楽しんでもらえることは保証するわ。そこに特別なメッセージとかテーマのようなものがあるのかどうかは見る人次第ね。
――最後に、40代でも素敵な女性でいられる秘訣について教えてください。
サラ: みんなそれぞれ違うものよ。私のいちばんのアドバイスは、自分にとっていいと感じることをすることよ。右を見たり、左を見たりしちゃだめなの。ファッションにしても、自分自身がいいと感じ、自信を持てるものを着るべきよ。そうすれば、あなたの周囲にいる人たちも、あなたについてまったく同じように感じると思うわ。
取材・文■立田敦子
【公開情報】
大晦日のニューヨークを舞台に、死期が迫った病人と看護師の交流、1年前の大みそかに遭遇した女性を忘れることができない男、偶然再会した元カップルなど、8組の人々の恋愛模様などが繰り広げられるロマンティックコメディー。出演はロバート・デ・ニーロ、ヒラリー・スワンク、ハル・ベリー、アシュトン・カッチャー、ジョン・ボン・ジョヴィ、ザック・エフロン、リー・ミシェル、サラ・ジェシカ・パーカーほか。丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。