ライフ

中国製AVが日本製にかなわぬ理由 日本の女性が魅力的だから

村西とおるが日本人女性を賞賛

伝説のAV王・村西とおる監督に聞く混迷の時代をサバイバルする生き方。最終回は、「日本のAVが良質な文化を担保する」です。(取材・構成=ノンフィクションライター神田憲行)

* * *

今年、世界の特許出願数で中国が日本を抜いて世界第二位になったという報道がありました。家電、自動車でも遠くない将来に日本を追い抜くのはもはや火を見るよりも明らかでございます。

それでも中国人が逆立ちしても日本をマネできない分野が二つございます。アダルト・ビデオ(AV)とお米です。

なんでAVでマネができないのか。法律が厳しいからという意見もありますが、日本だって緩くはないですよ。前科七犯の私が言うのだから間違いない(笑)。

AVというのはつまるところ、女優さんのパフォーマンスの世界だからなんです。女性の元気、自由度、成熟度、民度が高くないとAVは成立しないんです。男尊女卑、女性が男性の所有物であるかのような抑圧された世界では、AVは生まれないんですね。

だから中国でも韓国でも、東南アジアを見渡してもアジアで日本を凌駕するAVは作れない。中国なんて、日本製AVの違法コピーが20億万枚も流通していると言われています。職場とか隣近所のみなさんで朝の二時三時まで上映会してるんだから、凄いよ(笑)。

日本の女性は多のアジアの国の女性と比べて、社会的解放が進んでいます。いきおい、セックスも自ら楽しむ術を心得ている。もうロシアのボリショイサーカスの短剣呑みでもここまで呑めないだろうというぐらいに日本の女性はチンポを呑み込みますからね。

一億淫売かというかというぐらいに、どんな素人女性でもそれぐらいはできるんです。上に乗ればファミコンの高橋名人もかくやというぐらい、秒間三回のグラインドくらいしてみせます。

私の母親の時代なんて、セックスのときに声を出したぐらいで淫売扱いでしたからね。セックスが男から常に求められるもの、女は常に付き合わされるものだった時代から、男女が拮抗して平等に楽しむ時代になりました。だからこそ、日本のAVの女優さんたちが魅力的に映るわけですよ。

AVは生活レベルや知的レベルや日本の情感や品格というものが結集されているものなんです。

いま日本に自動販売機は560万台もあり、売り上げは8兆円に達するそうです。私は仕事で中国、韓国を含む世界40カ国以上まわりましたが、そんなに自動販売機が普及している国はありません。

なぜ普及するのか。それは山の中に自動販売機を一台ポツンと置いといても誰も盗んでいかない秩序があり、コインを入れれば確実に商品が入手できるという信頼感があるからなんですよ。我々が当たり前と思っていることが、実は世界では非常に珍しいことなんです。中国の友人なんて自動販売機を見て「うちの田舎ならみんな持って行っちゃう」と笑っていました。

日本人の良質な品格を示すもうひとつの商品はお米です。中国では様々な食品偽装が行われていて、公害もひどい。土地も水も汚染されていて、カドミウム米ですよ。そんなんもん食べているから中国の人で肌が汚い人が多いのよ。彼らに日本の炊きたてご飯見せたら、「こんな綺麗なご飯見たことがない」とびっくりしますから。

韓国人もびっくりする。いま日本の減反政策をやめれば500万トンのお米が獲れるそうです。TPP反対とか農家の危機とかいうまえに、こうしたお米をじゃんじゃん輸出すればいいのですよ。

安全・安心、品格、民度、こうしたものは日本社会がまだまだ世界に誇れるものです。AVもお米も日本社会の民度も、よその国が簡単に追いつけないモノなのです。なーにが不安なんですが、なーにが絶望なんですか。まだまだ日本人が作り上げてきたものの価値は失われていません。来年も胸をはって一緒に生きていきましょう。(談)

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
事件は、琵琶湖からほど近い滋賀県長浜市の閑静な住宅街で起きた(時事通信フォト)
「死んじゃうんじゃないの、なんて冗談を…」裁判所事務官の“黄色い家”の冷凍庫から女性遺体 証言で浮かび上がった“奇妙な家族関係”《事件の端緒はある夫婦の遺書》
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
会見中、涙を拭う尼僧の叡敦(えいちょう)氏
【天台宗僧侶の性加害告発】フジテレビと同じ構造の問題ながら解決へ前進しない理由とは 被害女性への聞き取りも第三者の検証もなく、加害住職の「僧籍剥奪せず」を判断
NEWSポストセブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
生活を“ふつう”に送りたいだけなのに(写真/イメージマート)
【パニックで頬を何度も殴り…】発達障害の女子高生に「生徒や教員の安心が確保できない」と自主退学を勧告、《合理的配慮》の限界とは
NEWSポストセブン
5人での再始動にファンからは歓喜の声が上がった
《RIP SLYMEが5人で再始動》“雪解け”匂わすツーショット写真と、ファンを熱狂させた“フライング投稿”「ボタンのかけ違いがあった事に気付かされました」
NEWSポストセブン
中居正広の私服姿(2020年)
《白髪姿の中居正広氏》性暴力認定の直前に訪問していた一級建築士事務所が請け負う「オフィスビル内装設計」の引退後
NEWSポストセブン
これまで以上にすぐ球場を出るようになったという大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平、“パパになる準備”は抜かりなし 産休制度を活用し真美子夫人の出産に立ち会いへ セレブ産院の育児講習会でおむつ替えや沐浴を猛特訓か
女性セブン
ネズミ混入トラブルを受けて24時間営業を取りやめに
《ゴキブリ・ネズミ問題で休業中》「すき家」24時間営業取りやめ 現役クルーが証言していた「こんなに汚かったのか」驚きの声
NEWSポストセブン