ライフ

「現金もっておくべき」という荻原博子氏が3つの理由を解説

「年金で安心して暮らせるのは団塊の世代まで。その後にリタイアする人は、“年金よりも現金”。デフレのいま、日本円をガッチリもっておくことが、明るい老後につながります」と語るのは経済ジャーナリスト・荻原博子さん。現金をもって、目減りさせないことが大切だという。

萩原さんが指摘する、いま、現金をもつべき3つの理由を紹介しよう。

【1】公的年金には頼れない
「年金を満額受け取れるのは65才からで、60才でリタイア後、5年間は自活しなければなりません。今後、受給開始年齢の引き上げで、その期間はさらに延長される可能性も。さらに、物価や社会情勢の変動で、実質的な年金額は、今後じわじわ減ると予想されます」(荻原さん)

【2】デフレで貨幣価値がアップ
2009年11月の政府の「デフレ宣言」以来、すでに2年以上この状態が続く。「当面はこの状態が続くでしょう。日本経済が破綻したら、と考える向きはありますが、そのときは日本より外国のほうが先に破綻しているはずです」(荻原さん)

【3】円高だから、日本経済は安心
「円高は、日本経済への信頼度の高さの証。そんなときに外貨預金や海外への投資はもってのほか。例えば、一昨年ドルを買った人は、昨年15%も損したことになります。経済がどう動くかわからないときは、“現金をもつ”のが投資以上に有利です」(荻原さん)

※女性セブン2012年1月19・26日号

関連キーワード

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン