歌会始では2年ぶりに愛子さまとは無関係な歌を詠まれるなど、愛子さまとの距離を置かれているように見える雅子さま。登校時も雅子さまの姿をお見かけしなくなり、いじめ問題は大きな前進を見せている。しかし、完全復活にはまだ残された問題もある。
4月には、愛子さまは5年生になられる。学習院初等科では、授業のカリキュラムの一環として、5年生から全員に“クラブ活動”が義務づけられている。愛子さまが所属されている管弦楽部は特別クラブ活動といって、希望する児童だけで、授業とは別の時間に行われるもの。クラブ活動は、これとは別に選ぶことになる。
「クラブ活動での女子の一番人気は、演劇クラブですが、愛子さまは以前“野球部にはいりたい”とおっしゃられたようです。雅子さまもソフトボールをなさっていましたから、その影響かもしれませんね。もし入部が実現すれば、女子としては異例のこととなります」(学習院関係者)
そんな愛子さまを待ち受けているのが“クラス替え”である。
「もちろん初等科のほうでも愛子さまが心配されないようなクラス編成にするとは思いますが、愛子さまは、そういった配慮がなされるとは思いもされないでしょうから、いまから不安な気持ちを抱かれるのも当然です」(学習院初等科)
これについて、新潟青陵大学大学院教授で心理学が専門の碓井真史氏はこう語る。
「クラス替えをすることによって、新たな環境になるわけですから、不登校の子供でなくても不安にはなります。ですから親は“今度は誰と一緒かな? 楽しみだね”などと前向きな話をしてあげることが重要となります」
ようやくおひとり登校をし始めた愛子さまに突きつけられた新たな“壁”。本来なら雅子さまは、昨年同様、近くで見守り、すべてのことに手を差しのべたいと思われたことだろう。
「クラス替えも、過敏にならないよう、ごく自然にお話しになっているようです。とにかく、いま雅子さまはできるだけ愛子さまご自身の力で直面する問題を解決してほしいと願われていらっしゃるようなんです。
雅子さまにとってはたいへんおつらいことと思われますが、今年にはいって、雅子さまはそう誓われたようですね」(前出・宮内庁関係者)
母娘はいま、試練の3学期をお迎えになっている。
※女性セブン2012年2月9日号