「去年の1月に活動を再開してから、ずっと単独ライブツアーをしたいと思っていました。東方神起として活動できない間も応援して支えてくれたみなさんに、感謝の気持ちを伝えたくて、一生懸命ツアーの準備をしました」
1月18・19日、横浜アリーナで東方神起史上最大級となるツアー『東方神起 LIVE TOUR 2012~TONE~』がスタートした。全国11会場24公演で約45万人を動員予定だ。
単独ツアーとしては3年ぶり。ユンホ(=ユノ・25)とチャンミン(23)にとっては、ふたりで初めてのツアーでもある。冒頭は、そんな思いをこめてユノがMCで話した言葉だった。
会場はアリーナから天井に届きそうなほどのスタンド席まで真っ赤なペンライトでびっしり埋め尽くされていた。
「今回のチケットはファンクラブ会員でも入手困難となっていたんです。エントリーした後、抽選が行われるんですが、これがなかなか当たらない(苦笑)。結局公演直前に“立ち見席”だけでなく、“見切れ席”“見切れ体感席”まで売り出されたんです」(女性ファン)
この耳慣れない「見切れ席」(8500円)に「見切れ体感席」(8000円)とは、いったいどんな席なのか。エイベックスの公式ホームページには<映像や演出によってはメンバーが見えない席>と明記されており、特に見切れ体感席はステージ両端の席となるため、<映像及びメインステージでのパフォーマンスが見えない可能性が高い>とも説明されていた。
しかし「どうしてもふたりの門出を見たい」とのファンには涙が出るほどの吉報。それらの席もあっという間に完売してしまったという。
実際、見切れ席に座ったA子さん(45才主婦)はこう証言する。
「近くに機材が置かれたりしてましたが、正直、アリーナ後方よりも、2階・3階のスタンドよりもはっきりよく見えたんじゃないかな? なんであんないい席が“見切れ”だったのかいまでもわかりません」
一方、見切れ体感席にいたB子さん(48才会社員)はこう話す。
「花道や、その先にある中央ステージでのパフォーマンスは、ユノとチャンミンの背中しか見えませんでした。でもメインステージの端にふたりが来てくれることはたくさんあったから、そういう意味では、顔の汗の粒までばっちり見えましたよ」
※女性セブン2012年2月9日号