ライフ

飲食店で写真を撮る日本人に「マナー違反だよ」と英国人男性

 レストランで「カシャ」、カフェで「カシャ」、定食屋でも「カシャ」。ケータイのカメラで料理やデザートを撮る人、増えてると思いませんか。ひょっとして、あなたも? 日本では当たり前になりつつあるこの光景。外国人にとってはとっても不思議なんだとか。そればかりか、明らかなマナー違反にあたるという声も。あなたのご意見は?

 * * *
「カシャ!」。店内に響くシャッター音。振り返ると、若い女性が自分で頼んだ料理をケータイで撮影していた──

 いまや日本の多くの飲食店で普通に見られるようになったこの光景。新しいおしゃれな店はもちろん、めったに行けない高級店でさえ、珍しくなくなっている。パスタやピザが若者に人気の新宿・CoCoLo cafeスタッフは、「確かに最近ではみなさん、携帯のカメラなんかで撮影して楽しんでいらっしゃいますね」と話している。

 女性セブンが男女200名を対象に行ったアンケート調査からは、外食の際に注文した料理を撮影することがあるという人は、全体で42.5%に上った。なかでも20代の女性では特に多く、「撮影する」と答えた人が70%にも。

 日本人にとってはもはや当たり前となりつつあるこの光景、しかし外国人から見ると、とっても不思議だそう。紳士と淑女の国、イギリスから観光でやってきた30代男性は、こう話す。

「和食の店の看板は撮らせてもらったけど、料理を撮るなんて考えもしなかったな。そもそもレストランの中で写真を撮るなんて、マナー違反だよ」

 一方、40代のアメリカ人女性の意見はこうだ。

「すき焼きを食べに行ったら、隣の若い女性客が確かに撮影してたわ。日本人にとっては珍しいものじゃないでしょう? それに一緒にいた友達を撮らずに料理だけをアップにしてたから、驚いちゃった。記念にしたいなら、普通、友達や自分を撮るでしょう」

 さらに、オーストラリアからの観光客、30代女性からは、「なるほど、その手があるわね。今夜、お寿司を食べに行くから、撮って帰って友達や両親に見せるわ」と感心されてしまった。

 いずれにしても、飲食店で料理の写真を撮るのは、日本人特有の行為といえそうだ。

※女性セブン2012年2月23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
X子さんフジ退社後に「ひと段落ついた感じかな」…調査報告書から見えた中居正広氏の態度《見舞金の贈与税を心配、メッセージを「見たら削除して」と要請》
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレが関東で初めてファンミーティングを開催(Instagramより)
《新メンバーの名前なし》ロコ・ソラーレ4人、初の関東ファンミーティング開催に自身も参加する代表理事・本橋麻里の「思惑」 チケットは5分で完売
NEWSポストセブン
中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)
《先輩女性アナ・F氏に同情の声》「名誉回復してあげないと可哀想ではない?」アナウンス室部長として奔走 “一管理職の職責を超える\"心労も
NEWSポストセブン
濱田淑恵容疑者の様々な犯罪が明るみに
【女占い師が逮捕】どうやって信者を支配したのか、明らかになった手口 信者のLINEに起きた異変「いつからか本人とは思えない文面になっていた」
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン