「ポセイドンジャパン」
「さくらジャパン」
「クリスタルジャパン」
「隼ジャパン」
これらはすべて日本代表スポーツチームの愛称です。さて、それぞれ何のスポーツでしょうか?
――全問正解するのは、よほどのニュースウォッチャーでも至難の業だろう。正解は右から順番に「水球(男女共通)」、「ホッケー(女子)」、「カーリング(女子・チーム青森)」、「バスケットボール(男女共通)」。
ワールドカップで優勝し、昨年の流行語大賞にも輝いた女子サッカーの「なでしこジャパン」にあやかりたいのはわかるが、並べてみてわかる通り、認知度は今ひとつのものばかり。
冒頭に挙げたのは、まだまだ一部だ。
競泳は「トビウオジャパン」、シンクロナイズドスイミングは「マーメイドジャパン」。新体操団体に至っては「フェアリージャパンPOLA」と企業名まで入っている。
ボートの日本代表は「クルー・ジャパン」だ。もう、ヒネりすぎて「そのまんま」になってしまっている。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝を果たした「サムライジャパン」の認知度は高いが、同じ野球でも女子代表は「マドンナジャパン」だし、大学日本代表は「若武者ジャパン」。
バレーボールは男子が「龍神NIPPON」で、女子が「火の鳥NIPPON」だが、それぞれ監督の名前を冠した「植田ジャパン」「眞鍋ジャパン」のほうが知られているという残念な結果に。
※週刊ポスト2012年2月17日号