年最初の運だめしは超Big! 2月14日発売の「グリーンジャンボ宝くじ」は1等が史上初の3億円、前後賞合わせて5億円というから見逃せない。
JR四ツ倉駅(福島・いわき市)から徒歩20分ほど、海岸線ほど近くにあるホームセンター『ダイユーエイト四倉店』。一帯は、3.11で震度6弱の揺れを観測し、いまなお道路や家屋に大震災のつめ跡が残る。この売り場もまた、震災で1か月ほど休業を余儀なくされた。
「売り場の中のものはすべて落ちてしまって、しっちゃかめっちゃかでしたね」
当時の様子をそう振り返る売り場担当者・横田和美さんもまた、被災者のひとりだ。自宅が福島原発の警戒区域のために帰ることができず、いまもアパートを借りて避難しているという。
そんななか、この夏場から昨年末の年末ジャンボ宝くじで、初めて1等2億円と前後賞5000万円2本が出たという明るいニュースが。横田さんの声も弾む。
「震災後、売り場を再開してから少しずつ当たり始めていて、サマージャンボでも50万円などが出ていたので、年末には大きく当たるんじゃないかって噂していたんですよ。そしたら本当にきたの!」
年明けからは、新聞などで1等当せんが出たことを知り、県外から購入に訪れる人も増えたという。
「こうした御利益があることで、被災地の人たちがひとりでも笑顔になってくれるといいね、とみんなで話しています」(横田さん)
※女性セブン2012年2月23日号