宮内庁には平成23年度予算で、170億8158万円の予算がついた。うち宮内庁費は107億8557万円。残りが宮廷費、内廷費、皇族費となる。皇室を支える“財布”の中身とは。以下に解説する。
【宮廷費】宮内庁が管理する皇室の公的活動費。宮中晩餐会や園遊会、行幸啓や外国訪問などに使われる。56億8378万円。
【内廷費】御手元金として支出される天皇家(天皇・皇后、皇太子一家)の日常費用などのプライベート予算。3億2400万円。
【皇族費】同じく御手元金として支出される各宮家の皇族の予算。平成23年度は当主1人につき3050万円など。2億8823万円。
*内廷費や皇族費は内廷職員や私的に雇用している職員の人件費としても使われている。
※宮内庁HPなどを元に作成
※参考資料:『知られざる皇室』(久能靖著、河出書房新社刊)、『皇室のすべて』(学研刊)ほか
※SAPIO2012年2月22日号