夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、ご主人(51歳)が鉄鋼メーカーに勤務の奥様(49歳)。毎年、義理チョコを持ち帰るご主人なのですが……。
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「モテ期があるって本当だよなあ。いやあ、重たかったよ」と、紙袋一杯に入ったチョコを手に帰宅した主人。高校生と中学生の息子に、「ホラッ、高そうなのばかりで、義理チョコなんてひとつもないぞ。パパは食べないから、お前たち、食べなさい」と、ご機嫌でお風呂場へ消えました。
脱いだスーツを洋服ダンスに入れようとして何気なくポケットを見ると、1万円近い領収書が。しかも、商品名はチョコ! 風呂上がりの主人に「自分で買ってきたのね。それなら、なぜ、証拠になるような領収書を残しておくの?」と詰問すると、「いや、会社の経費で落とせるかもしれないと思ってさ」ですって。セコイ!
「お父さんってすごいな」と、尊敬のまなざしで見ている息子たちに、どう言い訳するのよ!?
※週刊ポスト2012年2月24日号