2月10日、突然離婚を発表した宅麻伸(55)と賀来千香子(50)。過去には別居報道などもあったが、2010年11月には「第3回プラチナ夫婦アワード」にも選ばれるなど、“おしどり夫婦”として有名なふたりだった。
しかし、賀来の心境に変化が訪れた。今年の1月からおよそ1か月もの間、大阪・新歌舞伎座の舞台に出演したことがきっかけだった。賀来の知人はこう話す。
「賀来さんは最近、女優業に力を入れていて、舞台にも積極的に参加している。50才になってまだまだ自分には新しいことができると気づいたんじゃないでしょうか。いままでは、夫婦でい続けることにどこかしがみついていて、夫と話す勇気さえもてなかったのだと思います。大阪の舞台では、結婚して初めて1か月もの間家を空けたんですが、それが夫婦のことを考える時間になったみたい」
共演者が松平健(58)だったことも関係しているのではないか、との声もある。舞台関係者は語る。
「松平さんは奥さんを亡くしているのに、仕事をしながら子育ても頑張っている。舞台の座長としてみんなをひっぱってもくれた。年上の松平さんをみたら、自分もひとりでやり直そうと思ったんではないでしょうか。無口なところが男らしいと思った夫だったけど、もはや会話もできないようになってしまい、けんかにすらならなかったようですよ。宅麻さんが変わらない一方で、賀来さんの心境が変わっていったのでしょう。宅麻さんのほうはきっと何もいわない。決断するのは自分しかいないと、ひとりの時間の中で思ったのでしょうね」(舞台関係者)
かつて賀来はインタビューで、試行錯誤だった30代を終え、40代になることで、初めてこれまでの生き方に折り合いをつけられるようになったと語っていた。そして、
「これからは私の本当の生き方ができるのではないかとワクワクしているんです」
とも話していた。しかし、そんな生き方をするためにも、パートナーとのことは避けて通れない問題だったのだろう。
※女性セブン2012年3月1日号