この冬、携帯電話各社が発表した新機種は、いわゆる“ガラパゴス携帯”よりもスマートフォンが主流になっている。ドコモの2011年冬モデルは7割近くがスマホで、AUの2012年春モデルはスマホのみ。ソフトバンクモバイルも2012年春モデルとして発表した携帯の新機種は1機種のみだった。
急速にスマホが広まっていく一方で、“ガラケー派”の人もいる。ネットニュース編集者・中川淳一郎さんは、「スマホが今後、さらに普及していくのは確実でしょう」としながらも、自身は4年前に買った携帯を愛用しているという。中川さんはこう話す。
「ぼくがガラケーを使い続ける理由は、小さいからポケットにはいる、電池のもちがいい、などいろいろ理由がありますが、いちばんの理由はこれ以上ネットを見たくないからなんです。仕事柄、自宅のパソコンでネットをみて、ツイッターもやっていますが、パソコンでしかやらないし、外でまでやりたくない。いまは誰もがスマホを持って、ツイッターやアプリでゲームなどもやっていますが、世の中が“IT中毒”になっているように思います」
そんな中川さんだが、ガラケーでツイッターを見ようとしても、なぜだかログインできないのだという。ネットニュース編集者のくせに、IT機器の扱いに疎いのだ。
「ぼくのガラケーでツイッターにログインしようとすると、Cookieの設定がどうのこうとかいうメッセージが出て、全然進まないんですよ…。設定を変えればどうにかなると思うのですが、もう面倒くさいので携帯でツイッターは見ないことにしました!」
もはや止められない携帯電話大事変。いまからできることはなんだろうか。ITジャーナリストの井上トシユキさんはこう話す。
「現在使っているガラケーも徐々に耐用年数が迫ってきますから、順番に機種変更が必要になります。結局、スマホが取って代わるわけですから、少しでも早くスマホに切り替えて扱いに慣れておくしかないでしょう」
※女性セブン2012年3月8日号