芸能

松嶋菜々子の飼い犬が隣人咬み5000万円超裁判トラブルになる

 スタイリッシュなコンクリートの白壁に石畳、大きなガラス張りのエントランスは、都心部有数の高級住宅街にあってなおひと際目立つモダンな造りだった。それぞれの部屋は2階建てのメゾネットタイプで、広さは200平方メートルを優に超える。

 松嶋菜々子(38才)と反町隆史(38才)夫妻がこの超高級マンションで生活を始めたのは昨年春のこと。長女(7才)が厳しいお受験を乗り越えて、名門私立小学校に入学したことがきっかけだった。しかし、年末、夫妻はやむなくそこを出て行かざるを得ない状況に陥った──

 昨年の6月中旬、冒頭のマンションに引っ越し業者の2台の大型トラックが止まると、大量の段ボールが次々に積み込まれていった。持ち主は世界的にも有名なデザイナー・A氏だ。同マンションには、妻と息子の3人で6年間住んでおり、さらにむこう2年間の契約まで済ませていた。それにもかかわらずA氏は突然の引っ越しをしたのだ。その引き金となったのが、松嶋と反町の愛犬だったといわれている。

 というのも、その直前にこんな事件があった。引っ越しの1か月ほど前のこと。松嶋たちが飼っているドーベルマンがA氏の妻を咬んでしまったのだ。家族が散歩させようとして玄関から連れ出したところ、ちょうど隣に住んでいたA氏の妻とはち合わせてしまったという。

 もともと、このマンションの使用細則によれば「小動物」を除く動物の飼育が禁止されている。しかし、松嶋と反町は部屋のオーナーに相談し、ドーベルマンを飼育することが認められていたという。そのうえで、マンション管理組合に「犬1匹、3万円」の管理費を支払っていた。

 松嶋と反町の愛犬は、きちんと調教を受け、日本警察犬協会の訓練試験にも合格している。理由もなく人に襲いかかるようなことはないと思われるのだが…。訴えによれば、松嶋の犬は隣の家の扉が開き、出てきたA氏の息子に驚いて、咬みつこうとした。とっさにA氏の妻がかばったところ、太ももを咬みつかれてしまったという。すぐに救急車を呼び、A氏の妻は病院へと運ばれた。松嶋を知る芸能関係者はこう話す。

「病院には松嶋さんも一緒に付き添われたし、その後も、Aさんの奥さんが通院するときに松嶋さんが一緒に行くこともありました。本当に良好な関係だったんですよ。そもそも松嶋さんと反町さんにしてみれば、何のルール違反も犯していない。オーナーさんに犬種を話して飼育許可をもらっているんですから」

 この件はその後、反町・松嶋側とA氏側との間で示談が成立した。だが結局、A氏一家はこのマンションを引っ越してしまった。

 さらにドーベルマンの一件から4か月後の昨年10月28日、A氏夫妻が住んでいた部屋の不動産仲介業者が反町・松嶋夫妻を訴えた。A氏は昨年7月1日から来年の9月30日まで、トラブルの起きたマンションに住む契約をしていた。しかしA氏が引っ越したため、不動産仲介業者にはA氏から払われるはずの賃料などがなくなってしまったという主張だ。

 原告側によれば、賠償金の内訳は月175万円の賃料27か月分の4725万円、さらに、部屋を管理維持するために必要とする電気、水道の月額基本料金の27か月分、20万4687円、そして弁護士費用474万5468円の計5220万155円。裁判は現在も係争中だ。

※女性セブン2012年3月15日号

関連記事

トピックス

中学時代の江口容疑者と、現場となった自宅
「ガチ恋だったのかな」女子高生死体遺棄の江口真先容疑者(21) 知人が語る“陰キャだった少年時代”「昔からゲーマー。国民的アニメのカードゲームにハマってた」【愛知・一宮市】
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認め全店閉店へ(左・時事通信フォト、右・HPより 写真は当該の店舗ではありません)
【こんなに汚かったのか…】全店閉店中の「すき家」現役クルーが証言「ネズミ混入で売上4割減」 各店舗に“緊急告知”した内容
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
X子さんフジ退社後に「ひと段落ついた感じかな」…調査報告書から見えた中居正広氏の態度《見舞金の贈与税を心配、メッセージを「見たら削除して」と要請》
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレが関東で初めてファンミーティングを開催(Instagramより)
《新メンバーの名前なし》ロコ・ソラーレ4人、初の関東ファンミーティング開催に自身も参加する代表理事・本橋麻里の「思惑」 チケットは5分で完売
NEWSポストセブン
江口容疑者と自宅
《16歳女子高生の遺体を隠し…》「6人家族だけど、共働きのご両親が不在がちで…」江口真先容疑者(21)が実家クローゼットに死体を遺棄できた理由
NEWSポストセブン
中居氏による性暴力でフジテレビの企業体質も問われることになった(右・時事通信)
《先輩女性アナ・F氏に同情の声》「名誉回復してあげないと可哀想ではない?」アナウンス室部長として奔走 “一管理職の職責を超える”心労も
NEWSポストセブン
濱田淑恵容疑者の様々な犯罪が明るみに
【女占い師が逮捕】どうやって信者を支配したのか、明らかになった手口 信者のLINEに起きた異変「いつからか本人とは思えない文面になっていた」
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン