スポーツ

全治2か月の小橋建太 病室から妻とともに「絶対に復帰する」

小橋建太は病室で妻のみずき舞とともに復帰宣言

 左すね骨折などで全治2か月の重傷を負ったプロレスラーの小橋建太(44)が、復帰に強い意欲を示していることが分かった。これまで何度も選手生命の危機に直面しながらもそのたびに乗り越えてきた“鉄人”小橋。そのカゲにはいつも妻の献身的な支えがあった。

「絶対に復帰してみせる。このままでは終われない。引退するつもりない」小橋は現役続行の並々ならぬ決意をそう話している。
 
 2月19日、宮城・仙台で行われたチャリティー大会で月面水爆を放った際に両膝を強打。翌日に神奈川県内の病院で診察を受けたところ、左脛骨の亀裂骨折、右膝内側側副靱帯損傷、右拗骨挫傷という重傷であることが判明した。右拗骨は全治2か月だが、そのほかにも怪我のか所が多いことから復帰の時期は未定。

 今月で45才になる年齢から、「このまま引退の可能性も」と一部では報じられたが、小橋はこれをキッパリ否定し「1日も早くファンに元気な姿を見せたい」と現役へ強いこだわりを口にしている。いまは病室のベッドで安静にするしかない状況だが「トレーニングはいつから再開してもいいんだ?」と周囲に漏らすほどの気合い。

 当サイトでは、神奈川県内の病院で入院生活を送る小橋の写真を入手した。左膝からすねにかけてきつくしめられた大きなサポーターが痛々しいが、右手の拳を強く握り、元気そうな表情を浮かべている。そして、傍らに寄り添うのが、妻で演歌歌手のみずき舞(37)だ。

「彼女は仕事の合間を縫って毎日のように、病院に行って献身的に看病をしています。お弁当を作って持っていったり、フルーツを差し入れたり…。小橋さんのことを心配しながらも、“選手として活躍する姿が見たい”とサポートしていくつもりのようです。小橋さんもすごく勇気づけられているようです」(ふたりを知る関係者)

 14年間の交際を経て2010年10月に結婚。度重なる小橋のけがの際にも、みずきが支えてきた。2006年に小橋の右腎臓にがんが見つかったときには、1年半近くの闘病生活を付きっきりで支えた。小橋が多くの逆境を乗り越えることができたのも、彼女の存在があったからこそ。今回も、小橋にとって強力な“パートナー”になっているのは間違いない。

 小橋はみずきについて「チャンピオンになったときも、思うようにいかないことがあったときも、常にいっしょにいてくれた。ぼくにとって大切な存在」と語っている。

 愛妻の支えで不屈の男が、再びリングを目指す――

【小橋建太(こばし・けんた)】
1967年3月27日、京都府出身。1987年、全日本プロレスのレスラーとしてデビュー。三冠ヘビー級王座、GHCヘビー級王座など数々のタイトルを獲得。屈強な肉体から繰り出すチョップ、ラリアートが武器。プロレスリング・ノア所属。

【みずき舞(みずき・まい)】
1974年4月26日、滋賀県出身。1992年、細江真由子の名前でアイドルとしてデビューしシングル7枚をリリースしたが2004年、改名して演歌歌手として再デビュー。美人歌手として幅広い世代から人気。昨年12月には『ゴールデンベストアルバム』をリリース。

関連キーワード

関連記事

トピックス

4月14日夜、さいたま市桜区のマンションで女子高校生の手柄玲奈さん(15)が刺殺された
「血だらけで逃げようとしたのか…」手柄玲奈さん(15)刺殺現場に残っていた“1キロ以上続く血痕”と住民が聞いた「この辺りで聞いたことのない声」【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
ファンから心配の声が相次ぐジャスティン・ビーバー(dpa/時事通信フォト)
《ハイ状態では…?》ジャスティン・ビーバー(31)が投稿した家を燃やすアニメ動画で騒然、激変ビジュアルや相次ぐ“奇行”に心配する声続出
NEWSポストセブン
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
《朝ドラ初出演のソニン(42)》「毎日涙と鼻血が…」裸エプロンCDジャケットと陵辱される女子高生役を経て再ブレイクを果たした“並々ならぬプロ意識”と“ハチキン根性”
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
【独自】「弟がやったことだと思えない…」中居正広氏“最愛の実兄”が独白30分 中居氏が語っていた「僕はもう一回、2人の兄と両親の家族5人で住んでみたい」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト