参拝すると宝くじが当たると評判の佐賀県唐津市の宝当神社。一攫千金を狙い、これまでも土日ともなれば全国から1日約300人の参拝客が訪れる神社として知られる。ところが、今回、グリーンジャンボが1等・前後賞合わせて5億円になったことで、参拝客は以前の3割増しの約500人にふくれ上がり、神社のある高島へ渡る連絡船も定員101人が乗りきれないほどだ。
宝当神社・宮司の本城敬忠さんも、
「昨年は震災の影響もあり自粛ムードだったため、参拝客も減っていましたが、今年はグリーンジャンボ5億円をきっかけにはずみがついたようです」
と、そのにぎわいぶりにびっくり。
金運を招く『金運守』(800円)やセレブになれるという『セレブ守』(800円)などのお守りも以前の2割アップの売れ行きだという。
本殿にはいると、壁にはこれまで当せんした参拝客のお礼状がびっしり。中には平成21年のオータムジャンボ1億7500万円や2億円当せんの報告も。また、絵馬にも“3億円、5億円が当たりますように”といったグリーンジャンボを意識したものが目立つ。本殿にはノートも設置されており、参拝客が各々の願いや思いを自由に書けるようになっている。本城さんはいう。
「ノートを絵馬代わりにして祈願する人も多く、1冊があっという間に埋まります」
また、最寄りのJR唐津駅には“金持ち神社”なるものも出現。“金持”という名字の駅員さんが同駅に赴任したことをきっかけに、設置されたそうだ。金持さんの手形に手を入れて宝くじを供えるとご利益アップといううわさも…。
※女性セブン2012年3月22日号