今年は、日頃の感謝を伝える“絆チョコ”まで登場したバレンタインデー。毎年進化し続けるバレンタインデーだが、そんなバレンタインデーのお返しをする日として設定されているのがホワイトデー。こちらは、今年は一体どういう様相を呈しているのか? 古くはキャンディやマシュマロ。最近では、各種スイーツはもとよりファッションアイテム、花などが人気のプレゼントとしてあがってくるが、バレンタインデーのチョコレートのようにこれといった“定番”が共有されていないのがホワイトデーのプレゼント。
もらったものの倍返しともいわれるホワイトデー。デパートやインターネットのショッピングサイトでは、何万円ものブランドアクセサリーや時計、財布等々がギフトとして提案されているほか、最近では“一緒に過ごす時間”の大切さをウリにしたホテル宿泊プランなどもあった。そんななか、ついに究極のプレゼントが登場した。「結婚式」である。
株式会社キリフダが提供する“写真撮影と食事会だけの結婚式”『Pridal』(プライダル)は、高級ホテル・式場で実施されるものの、挙式は行わず、婚礼写真と食事会だけにフォーカスを当てたサービス。そのリーズナブルな価格設定や身内だけの気軽さから、新しい結婚式の形として注目を集めていたが、今年は男性が女性にホワイトデーのプレゼントとして利用したいという申込が昨年に比べ3割も増加したのだという。
この傾向を受けて同社では今年、3月1日から14日のホワイトデーまでの期間に「ザ・プリンスパークタワー東京」でウェディングフォトプランを実施したカップルには、通常の特典に加えてジュニアスウィートルームの宿泊券やオリジナルスイーツ、シャンパンのプレゼントするなど、ホワイトデーが、ウエディングドレスを着た女性の文字通り“ホワイト”な記念日となる演出を用意。永遠の愛を誓い合う日に、日本一“甘い”結婚式――ホワイトデーギフトの究極の形といえるかもしれない。