2万人近い死者・行方不明者を出した東日本大震災からちょうど1年。日本中で鎮魂の祈りが捧げられる中、東京・千代田区の国立劇場では政府による追悼式典が行われた。そこでひと際目を引いたのが、自民党の片山さつき参議院議員(52才)だった。
レザーのミニスカートに、厚底のレザーブーツ。ストッキングはサイドに穴をあけてあるカジュアルなデザインのもの。ハンドバッグは金色のチェーンがついており、左手薬指には大きな宝石のリングまで…。輪袈裟(首にかける袈裟)をかければ、平服でも失礼に当たらないという説もあるが、あまりに場違いなのでは…。現代礼法研究所の代表・岩下宣子さんはこう解説する。
「今回の式典は喪に服す場なので、その気持ちがあれば喪服にするでしょうね。哀悼の意を、行動、服装で表すことから考えると、ゴールドもレザーも光沢のあるものですから、控えたほうがよかったと思います」
さらに岩下さんは続ける。
「“おしゃれ”と“身だしなみ”は違うんです。おしゃれは自分の楽しみのためにするもの、身だしなみは時間を共にする人のための気遣いです。やはりTPOをわきまえて、出席されるべきじゃないでしょうか。夜に何かご都合があったのかもしれませんが、上に何か羽織るか、ロングの巻きスカートを持っていくべきでしたね」
※女性セブン2012年3月29日・4月5日号