最新著『相場の波動はシンプルに読め!』(小学館刊)が目下、ベストセラーになっている国際金融コンサルタント・菅下清廣氏。今年2月からの日経平均株価の高騰をピタリと予測していたことで今、大注目のアナリストだ。その菅下氏が3月30日配信の『メルマガNEWSポストセブン』に特別寄稿し、「波動理論」について持論を説いている。その一部を紹介しよう。
* * *
多くのアナリストが悲観的な経済予測を立て、書店の経済書コーナーに「ユーロ危機で世界恐慌がやってくる」「日本国債が大暴落する」というタイトルの本が並んでいた昨年12月上旬、私は雑誌のインタビューで「2012年早々に大マネーバブルがやってくる」と予測していました。当時、そのような予測をたてていたアナリストは私が知っている限りはいませんでした。
まさにその予測通りに、アメリカではダウ平均が史上最高値をうかがい、日経平均株価も急上昇して1万円を回復しました。
「プロのアナリストたちの予測が悲観論一色のなかで、なぜ現在の株価高騰を予測できたのですか?」とよく尋ねられます。
もし私が混迷する政治状況や経済・金融政策など、相場に影響を与える「材料」をもとに予測を組み立てていたら、そのような予測はできなかったでしょう。「2012年春に株価の大底サインが現われる」と予測できたのは、私が未来予測の手法として「波動理論」を重視しているからです。
今回、2012年春に大底サインが現われると分析するために用いた波動理論のひとつは、超長期のトレンド分析するための景気循環の波動「コンドラチェフ・サイクル」でした。景気は「上昇の40年、下降の20年」のサイクルで動くとされ、それに日経平均株価と円ドル為替相場の過去の値動きを応用すると、2012年春が転換点になるとズバリ予測ができたわけです。
もちろん分析に用いた波動理論はコンドラチェフ・サイクルだけではありません。その他の理論は著書『相場の波動はシンプルに読め!』のなかで詳しく解説をしているので、ぜひ参考にしてください。
この4月以降は、波乱含みではありますが、大相場になること予測しています。投資経験者も未経験者も、「スガシタ波動理論」を身につけて、お金持ちになるチャンスを掴んでもらいたいと思います。
※上記の記事全文は現在配信中の『メルマガNEWSポストセブン』9号で読めます。登録月は無料!