韓国で最高視聴率37.9%をマークし、2010~2011年に最もヒットしたドラマ『シークレット・ガーデン』。いよいよ日本でもBSで放送が開始、これを知らずして生きていけない!?
韓国で平均視聴率26.4%と好成績をマーク。演技賞を総なめにしたり、OST(オリジナルサウンドトラック)内の楽曲がK-POPチャートを独占するなどさまざまな社会現象を巻き起こした韓国ドラマ『シークレット・ガーデン』。日本でも『冬のソナタ』『美男<イケメン>ですね』に続く大ブームが起こりつつあるという声があちこちで聞かれる。
何が他の作品とそこまで違うのか、海外ドラマ&映画ライターの村上淳子さんに、人気の秘密について聞いた。
「K-POPのアイドルたちも、こぞって“廃人”(韓国で熱烈なファンを指す)になったんです。SE7EN(27)やBoA(25) がリアルタイムで放送を見ながら、ツイッターでつぶやきの応戦をして、それぞれのファンたちを喜ばせていたのも印象的ですね」(以下「」は村上さん)。
BIGBANGのライブではT.O.P(24)がヒョンビン(29)に、G-DRAGON(23)がハ・ジウォン(33)に扮して、ドラマと同じシチュエーションでリアルにキス、会場は絶叫の嵐に。少女時代も歌番組の授賞式で、ハ・ジウォンと、ヒョンビンのセリフをもじってあいさつし、会場を沸かせた。
男女の魂が入れ替わるというファンタジーながら、村上さん自身も昨年のイチオシ韓国ドラマに挙げる。
「ありえないかなり強引な設定でも、主演ふたりの入れ替わり演技がとても上手で、大人が見ていても違和感なく、スッーとその世界に引き込まれる魔法を持った作品。それぞれお互いの演技をじっくり見て、かなり研究を重ねたとか。韓国では多くのバラエティー番組でネタとなり、その後のドラマでも局の枠を超えて、派手な衣装やセリフが取り入れられたのも特徴的ですね」
※女性セブン2012年4月19日号