およそ1500年前、中国より伝来した“漢方”。それがいま、女性たちが抱える“なんとなく不調”に効果ありとして注目を集めている。歌手のアグネス・チャンさん(57)も、漢方に助けられた経験を持つ。以下、アグネスさんが漢方について語る。
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中国では口に入れるものはすべて薬という考え方。中国のお母さんは食材がどう体にいいか悪いのかを知っているのです。例えばみかんの皮の陳皮は風邪やのどにいいですし、しびれが気になるときは神経系を和らげる効果のある小豆を煎じて飲んだりします。
また、なつめやクコ(ナス科の落葉小低木)の実は血流をよくし、造血作用があるので、貧血気味の女性にぴったり。4年前に乳がんの手術をし、ホルモン療法で女性ホルモンを抑えたときには更年期の症状が一気に出ましたが、なつめやクコの実を入れたスープのおかげで乗り越えられましたよ。
※女性セブン2012年4月26日号