二股騒動で一躍“時の人”となった塩谷瞬(29才)。冨永愛(29才)、園山真希絵(34才)以外にも、多くの女性との交際歴が相次いで報じられるモテっぷり。この塩谷、元はといえば戦隊ヒーロー出身の俳優だ。以前、栗山千明(27才)や浜崎あゆみ(33才)と熱愛報道のあった玉山鉄二(32才)も、平子理沙(41才)との“密会”が報じられた村井克行(42才)も、同じ戦隊ヒーローや仮面ライダー出身。なぜ彼らはモテるのか? 駒沢女子大学教授で心理学者の富田隆氏が分析した。
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ヒーロー俳優がモテる理由は、その人自身がもともと持っている先天的な要素と後天的な要素の両方があると思います。まず、先天的な要素について説明します。ヒーローものの番組は、基本的に子供を意識して作りますが、制作者サイドも、単に腕力が強くて子供が喜ぶような体育会系ヒーローだけはなく、どこかセクシーだったりかわいかったりする、お母さん層にも受ける人を選んでいると思います。
つまり、子供にとっても憧れとなるたくましい男性像プラス、女性にとって素敵な男性として意識できるような人が選ばれている。もちろん、わかりやすいカッコよさではないと子供には受けないわけですが、その明確なカッコよさというのは、時代ごとに変わってくるもの。すらっと脚が長い人や軽快なダンスができる人など、その時代ごとにわかりやすいカッコよさを持っている人を起用していますよね。
元々そういう要素を持っている男性が選ばれているわけですから、俳優として育っていけば、男性としてもより磨かれ魅力的になってく。後天的な要素というのはこのことです。
つまり、カッコいい役を演じているうちに徐々にそのキャラクターの一部が“乗り移ってくる”こともあるんです。例えば、歩き方ひとつにしても胸を張って歩くとかその見せ方も身についていく。それが女性にとって魅力的に映ることは当然あるでしょう。
ヒーロー像の中には、困っている人かを助けたり、悪を懲らしめたり、性格が誠実だったりなど、ある意味では誰もが好ましいと思うような行動パターンがありますよね。役を演じているうちに、「そうありたい」「自分だってできるんじゃないか」と、そういった要素を自然と身につけてしまうことがあるわけですね。
本人達はほとんど意識していないと思いますが、長年ヒーローを演じていると、番組がとっくに終わっていてもヒーローっぽいしゃべり方をする俳優さんとか、そのキャラクターを引きずっている俳優さんもけっこういます。そういったものは、ヒーローの役柄を演じている中で身につけてしまった部分はありますよね。
つまり、ヒーローを演じていたことで、プライベートでも“ヒーロー”になってしまう。その仕草や行動などが、女性にモテる要素として表われているというわけです。今回の二股騒動の塩谷さんもそうした面が女性へのアピールにつながったところはあるかもしれません。彼の場合は、ヒーローになりきれなかったわけですが…。