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亀田製菓の柿の種 Amazonのレビューに酷評殺到の理由とは?

『メルマガNEWSポストセブン』では、『ウェブはバカと暇人のもの』の著者としても知られるネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。今週も、

「猫ひろし 五輪代表消滅で『メシウマ』の声相次ぐ」
「『コンプガチャ』規制との報道出てソーシャルゲーム界隈大激震」
「ピザーラが『もう一度食べたいピザ』をネットで投票募集中」

など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが、「亀田製菓が何をやっても叩かれる可哀想な事態に突入」という事件だ。

 * * *
 5月14日から亀田製菓は、「ちょこっとひんやり!?ハッピーターン」を、約1か月の期間限定で発売することになりました。口に入れるとひんやりした清涼感を味わえるそうです。

 で、この亀田製菓ですが、現在ネットで絶賛叩かれ中なんですよ…。

 本当に可哀想なのですが、叩かれている理由が「辛ラーメン」で知られる韓国の食品メーカー「農心」と提携することを発表したからなのですね。農心は過去に異物混入事故などを起こした会社であり、衛生面で問題アリと指摘する声もあります。

 で、亀田としては、グローバル展開をするにあたって農心と組む必要があると判断したわけですが、提携発表後、同社のブログは韓国企業と組むことに反発を覚える人により大炎上。さらには、アマゾンのレビューも酷いことになっています。

 この発表以降、続々と「星1つ」がつくわけですよ。たとえば「亀田の柿の種 260g×12袋」の場合、5月10日17時30分現在73のレビューがつき、以下のような配分となっております。

星5つ:(4)
星4つ:(2)
星3つ:(4)
星2つ:(2)
星1つ:(61)
 
 レビューの内容も「もう食べれないです。韓国の企業と言うだけでも安全性に疑いを持つし、農心なら言うに及ばず。虫が入っているのでは?ネズミの頭が入っているのでは?イメージが頭に残って口に入れる気が起きません」みたいに、徹底的に韓国を叩くものばかり。

 なんかさ、オレだって2009年に『ウェブはバカと暇人のもの』って本を書いて、少しはネットに書き込む人々がまともになることを願っていたわけです。なのに、結局何も進化しておらず、むしろバカがますます大暴れできるツールになったことをけっこうオレはいま嘆いているぜ。

・亀田の柿の種 260g×12袋『amazon.co.jp』

※メルマガNEWSポストセブン14号

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