1970年には6万1689人だった女性の再婚件数は、その後、徐々に増え続け、2009年には11万6420人と約2倍に(厚生労働省『人口動態統計年報』調べ)。しかし、再婚=ハッピーエンドというわけにはいかないのが人生。再婚で幸せになれるのか? 現在54才のAさんのケースをみていこう。
25才のときに2才年下の男性と結婚したAさん。3人の子供をもうけたが、気持ちのすれ違いが原因で37才のとき離婚。実家頼みの生活をしていた彼女が、現在の夫のBさんと出会ったときは40才だった。
「母が所有するビルにレストランがはいることになり、彼はそこのシェフとして紹介されました。彼はまだ24才で、私よりも16才年下。地方から出てきたばかりだったので、いろいろと面倒を見てあげるようになったんです」(Aさん)
それから、なんとなくつきあうようになっていったふたりだが、43才のときにAさんが妊娠。
「結局は流産したんですが、それがきっかけで彼が結婚を決意してくれました。彼の親が大反対で、彼はストレスで円形脱毛症になってしまって…。その後、46才でまた妊娠。ようやく認めてもらい結婚できました」
ふたりが出会った当初から、Aさんの子供たちにとって、Bさんはお兄さんのような存在だったという。 「うちは男の子が多いので、子供たちが思春期のころに、若いパパがよい話相手になってくれ、子育ても助かりました。三男が生まれてからは義母ともうまくいっています」
<Aさん(54才)。再婚した夫のBさん(38才)、Aさんの連れ子である長女(26才)と長男(24才)、次男(20才)、Bさんとの子供である三男(8才)の6人家族。長女と長男はすでに独立>
※女性セブン2012年5月24日号