県民性ブームが続いているが、どうやら胸の大きさにも県民性があるらしい。
このたび、「バストサイズの日本地図」なるものが発表された。これは、美容サプリメントやラブグッズを扱う、エルシーラブコスメティックが行なった調査で、今年3月に各都道府県50人、全国で計2350人の女性を対象に、ブラジャーのカップ数をアンケート調査し、集計したもの。各都道府県のサイズは、回答者の中で最も多かったカップ数になっている。
調査によって、なんとも興味深い結果が見えてきた。最も巨乳だったのは、京都府と岐阜県のEカップ。ちなみに、Aカップは乳首とアンダーバストの差が10センチなのに対し、Eカップは同20センチである。
また、東日本と西日本の平均値をとると、西日本の方が豊かなバストを持っていることも明らかになった。 いったいなぜこんなに差が開いているのだろうか。医学博士で医療ジャーナリストの森田豊氏は次のように推測する。
「バストサイズは体型などにも左右されますから一概にはいえませんが、バストアップに効果的な食べ物には、大豆イソフラボンが挙げられます。それらの消費量との関係があるのではないでしょうか」
大豆イソフラボンが含まれる豆腐や油揚げなど大豆加工食品の消費量を調べると、確かに京都は油揚げの購入金額が全国2位、醤油の購入数量も全国9位と他に比べて高いことがわかった。
しかし、要因は食べ物だけとは限らない。今回の調査の担当者はこう話す。
「この調査では、バストケアについてもアンケートをとっています。すると、Eカップの2府県はバストアップのためのエクササイズをしている人の割合が高いことがわかりました」
胸は揉むと大きくなる、というのはあながち間違いではないのかも。
※週刊ポスト2012年6月1日号