次長課長の河本準一(37)、キングコングの梶原雄太(31)と、吉本芸人の家族が相次いで生活保護を受給していた件が各所で話題になっている。
河本は記者会見で、「いつ仕事がなくなってもおかしくない不安に陥っていた。数回長期的な病気も患い、『芸人保険』もないのでパニックになった」と語り、サラリーマンとは違い、芸人は先の見えない職業と訴えた。
しかし、芸能関係者はこの話に首をかしげる。
「たしかに、テレビに関していえば、たとえレギュラー10本持っていても、改変期にすべてなくなる可能性もあり、不安定なのは間違いありません。ただし、河本さんクラスの芸人になれば、この先一生安泰ですよ。
なぜなら、『営業』という仕事があるからです。地方のイベントやパチンコ店回りなどに行けば、1日で数十万円、やり方によっては3ケタにも突入します。もし仮に生活保護問題で、人気が落ちたとしても、時が経てば『ああそんなこともあったよね』程度の認識になるでしょうし、テレビのレギュラーがなくなっても、知名度は抜群なので、営業で稼ぎまくることが可能です」
お笑い芸人は一度、名前が売れてしまえば、営業の仕事は数多あり、食うに困らないのだという。
「サラリーマンは定年がありますが、芸人にはない。実際、最近テレビでまったく見なくなったせんだみつお(65)も営業の仕事がバンバン入っています。ルー大柴(58)も1990年代にブレイクした後、一時の勢いがなくなりましたが、パチンコ営業などで食いつないでいました。芸人はサラリーマンよりも、よっぽどお金の心配は少ないはずです。
全盛期より収入が落ちると、その頃の生活を維持したくなって精神的に落ち着かなくなりますが、売れてる頃に『あくまで今はバブル』という認識が持てれば、お金に困ることはないですよ。少なくとも、生活保護を受給しなければならないほど困窮はしません」(同前)
テレビから消えたことをネタに、一時、「浦島みつお」に改名したほどのせんだでも、食うには困っていないという。一度でも名前が売れたお笑い芸人は、しぶとく生き残るケースが多そうだ。