隆盛を極めるAKB48。幅広い層に指示されているということもあり、もちろん既婚男性のファンも少なくない。そんな彼らにとって悩みの種は「妻の理解を得られるかどうか」だ。
ファン歴4年という会社員のK太さん(37才)は、以前、握手会目的でCDを480枚買ったことが妻にバレて大激怒されたことがあるという。
「“私の誕生日にはプレゼントもくれないくせに!”って怒られましたよ。“次に大量買いしたら離婚する”なんていわれてるけど、ぼくは独身時代の預金をやりくりして楽しんでいるんだから、大目に見てくれてもいいんじゃないかなぁ…」(K太さん)
逆に、妻をAKB48ファンに染めつつあるというのは公認会計士のT夫さん(38才)。
「いま、妊娠中の妻は、初期こそ“胎教にはクラシックがいいのに…”なんていってましたが、6か月ごろからはぼくと一緒にAKB48を聴きながら、“このリズムが赤ちゃんにいいのよね”っていってます。娘が生まれたらメンバーの名前をつけて、ゆくゆくはAKB48に入れたいと思っているんですが、いつ妻に切り出そうか考え中です」(T夫さん)
コラムニストの石原壮一郎さんは、AKB48に熱中する夫を妻は応援してあげてほしいという。
「青春時代はマジメに勉強ばかりしていて、時間もお金も多少自由にできるようになったいま、“青春の忘れ物”を取り戻すようなつもりでハマっている人もいる。キャバクラに通ったり不倫をしたりするのと違って、AKB48は安全な“疑似恋愛”。おじさんにとってはちょっとした日常の潤いなので、微笑ましく見守ってあげてほしいですね」(石原さん)
※女性セブン2012年6月21日号