学習院大学の最寄り駅であるJR目白駅。6月1日の正午過ぎ、慣れた手つきでSuicaをピッとタッチされ、愛子さま(10才)が改札を通られていく。そこには雅子さまのお姿はなく、仲良しのお友達3人と一緒だった。
お友達のひとりが改札を通過しようとすると、どうしたわけかゲートが開かず閉じたままだった。このハプニングに、愛子さまは小走りで駅の事務所に向かわれ、落ち着いた様子で駅員に事情を説明されていた。
愛子さまの迅速な行動により、数分でトラブルは解決。その後、愛子さまは山手線に乗ると、扉付近に立って、お友達と談笑されていた。駅で人が乗り降りする際には、邪魔にならないように端によけられるなど、電車での移動もすっかり慣れたご様子だった。
そして、目白駅から4つ目の代々木駅で下車された愛子さまは、電車のドアが閉まるまでホームに立たれ、手を振りながらお友達を見送られた。
この日は、学習院創立百周年記念会館で「芸術鑑賞会」が行われ、愛子さまはクラスメートと落語や曲芸を楽しまれたのだが、冒頭のシーンは、その帰路のことだった。宮内庁関係者を次のように話す。
「昨年の『芸術鑑賞会』での愛子さまは元気がなく、雅子さまが付き添われましたが、今年はおひとりで元気に参加されていました。しかも、駅で起こったトラブルに自ら対処なさったと聞いて、“ひと回り大きく成長された”という思いを強くいたしました」
5年生に進級されてから、電車を利用される機会が増えている愛子さま。この前日にも、新宿区にある学習院女子大学まで電車で行かれ、英会話セミナーを受講されている。
※女性セブン2012年6月14日号