「被害者」はカネになるという典型例なのだろう。塩谷瞬(30)の二股騒動で一躍有名になった料理評論家・園山真希絵(34)は、騒動を機に一気に有名人にのし上がった。
著書の『ナットウーマン。』(光文社刊)は騒動直後から売れに売れ、2万部のヒット。以降も立て続けに2冊のレシピ本を出版している。塩谷とのスキャンダルを切り売りしながら、10本以上のテレビ番組に出演した。「2年間で8人の男にプロポーズされた」「私はお釈迦様のように優しい」と自己アピール。“捨てられた女”の悲哀などカケラもない。
あまりにアッケラカンとした様子に、「売名行為だったのか」とバッシングも起きている。塩谷に近い芸能関係者がいう。
「もちろん塩谷が責められるのは自業自得だけど、同情できる所はある。塩谷は園山さんに合い鍵も渡していなかったし、ハッキリしたプロポーズもしていなかったらしい。なのに、彼女は毎日手作り弁当を作ってマンションの宅配ボックスに勝手に入れていた。塩谷本人は“何でそこまでするの”とビビッていた。結局、最後は彼女の猛烈アピールになんとなく屈してしまったという感じらしい」
園山は、『芸能★BANG+』(日本テレビ系)に出演した際に「プロポーズの言葉はどんなものだったのか?」と他の出演者たちから質問を受けているが、ハッキリ答えていない。
もっとも“計画犯罪”だったというのは言いすぎかもしれない。園山の経営する料理店の常連がいう。
「彼女はかなり思い込みが激しいタイプ。一度お店で挨拶したり、言葉を交わした有名人はみんな“友達です”と周りに話していますから(笑い)。8人にプロポーズされたって話もマユツバですが、たぶん“君みたいに料理が上手い人と結婚したら幸せだろうな”ってセリフもプロポーズに数えてるんじゃないの」
※週刊ポスト2012年6月22日号