いまや日本の若者たちは、デートでも「割り勘」が多数派を占めている。だがバブル期までは“メッシー君”や“ミツグ君”もいて、デートの飲食代は男性が払うのが当然だった。だが、そんな時代も今や昔。世代によって「割り勘」の捉え方は違ってくる。
男性の世代別・タイプ別で分かれる「割り勘」の考え方について、女性側はどう考えているのか。
元AV女優で漫画家の峰なゆか氏(27)はいう。
「今は男性によって支払いの常識が違うので、女性はそれに振り回されています。私の場合、デートでそろそろ会計かなと思ったら、一回トイレに立つ。おごりの場合、その間に会計を済ませますから。次に、会計の席で割り勘の人はこっちの様子を窺うところがあるので、相手の目線に集中します。ただ、判断が難しいんですよね。
『こちらが半分出します』といったら『バカにしてんのか!』と怒られたり、黙っておごられると『せめて財布出すふりぐらいしなよ』といわれたり。一番腹立つのは、割り勘なのに端数だけ出して感謝されたがる男。いちいち判断するのが面倒臭いので、いっそ全部こっちが払うよ、とも思います。とにかく、会計のルールを統一してもらいたいですね」
※週刊ポスト2012年6月29日号