小泉今日子(46才)はもう何十年も前から「おひとり」時間を始めていた。19才のときから誕生日は基本的にひとりでいる。ケーキも買わず、普段どおりに過ごしながら、「いまはこの世にいない、自分を育ててくれた大切な人と交信する時間にしている」んだそう。
朝は「起きたくないな~」「仕事に行きたくないな~」と思って一日が始まる。出不精だから休日はひとりで家にこもり、DVDを見て、本を読み、ゲームをする。蛇口をぴかぴかに磨いたり、雑巾を縫ったりすることもある。大人買いした漫画を読みながら愛猫の小雨と一緒に昼寝をするひとときが最高の幸せだという。
食事に誘われても「今日はちょっと親が…」なんていって断るほどだ。代わりに近所のスーパーへ行き、食事を作り、それでも一杯飲みたくなったら、コンビニでちょこっと買う。ただし、「本当に深くまで落ちていきそうだから」と大好きなお酒を家でひとりがっつり飲むことはない。
「最近は韓流ドラマにどっぷり。もともとクォン・サンウが好きで、彼のドラマを見ては号泣してたんですが、最近はドラマの御曹司がど真ん中。次から次にドラマを制覇してるそうですよ」(テレビ局関係者)
そんな“廃人化”のため、誰ともしゃべらない日が何日も続くときがあるそう。そんなときは親友に電話をする。「私、3日もお風呂にはいってない」って。すると相手も同じ状況だったりして、電話を切ったら「せーの」でお風呂にはいって2時間後に食事をしようと約束。そうやって人間に戻るきっかけをくれる友達が、小泉にはとても大事なのだという。本気の友情もわかるようになって、そんなとき「青春!」を実感するのだそう。
※女性セブン2012年7月12日号