「夏のボーナス」に異変アリ! 隣のオフィス、友人の会社、あの有名企業の社員たちが「いくらもらったのか」を調べて驚いた。本誌・週刊ポストの調査によると、全業種のなかでかなり高額のボーナスをもらっているのが商社マンである。
その金額に驚くなかれ。三菱商事は「約350万円」(30代前半の機械グループ社員)、「約480万円」(40代課長)と涼しい顔ですごい金額を明かす。人によっては40代で500万円の大台乗せもあるのだとか。
三井物産も「40代の課長クラスで約400万円台の後半(輸入部門)。夏休みに家族で行く欧州旅行の資金に充てる予定です。旅行を思い立ったのも、商社にいると円高のプラス面をつくづく実感できるから。マスコミの“円高・悪玉論”はウソ。実際、輸出部門もボーナス額は変わらないし、取引先の中小企業のなかでも、対策を取らず一方的に被害をこうむっているのは少数」(40代管理職)。
丸紅は「30代半ばで約350万円」(40歳社員)。伊藤忠商事は「30代半ばで260万円。さらに今夏は12年3月期の連結純利益が過去最高だったため、プラス30万円が特別加算される」(30代社員)と鼻息が荒い。
※週刊ポスト2012年7月13日号