仕事や子育てに追われるシングルマザー。恋愛することも難しく、なかには諦めてしまっている女性も少なくないという。長崎県に住むパート勤務のEさん(41才)も、8才の息子とをふたりで暮らすシングルマザーだが、現在は恋愛を封印中だとか。しかし、意外なところに素敵な男性が現れて…。Eさんが、そんなときめきストーリーを告白する。
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夫と離婚し、8才の息子とふたりで暮らしています。彼氏ができたこともあったのですが、長続きしませんでした。というのも、息子がいると知ると、急に態度が変わったり、逆に子供に理解を示すふりをしながらも、事あるごとに、「オレより子供をとるのか」と嫉妬されてしまったり…。
母親として、息子を優先するのは当たり前のこと。それを理解してくれる男性が少ないことがよくわかったので、息子が成人するまでは恋愛を封印しようと決めたんです。
そんなある日、息子がけがをしたと、パート先にいる私の携帯に学校から連絡がはいったんです。社長に事情を話して早退のお願いをすると、社長が、「おれが車で送っていく」と息子の病院までつきあってくれたんです。これまで社長とは事務的な話しかしたことがなかったので、こんなに親切にしてくれるなんて、とても驚きました。
その日は息子のことで頭がいっぱいだったので、翌日改めて社長にお礼をいうと、「いつも思いつめているような顔をしているから、気になっていたんだよ。何かあったら相談して」とニッコリ。
それからは男性の立場から、息子への育児アドバイスをしてくれるようになり、プライベートでも会う仲に。失敗続きだった最近の恋について話すと、「子供を大事にしてるAさんだからこそ魅力的なんだよ。おれなら息子さんごと受け止めるね」と、まるで告白のような言葉をもらい、ときめいてしまいました。
社長は私より10才年上で、同じバツイチ。最近では、彼の柔和な笑顔やクマさんのような大きな体を見るだけで、胸がキュンキュンするようになってしまいました。これは、封印解除の日も近い?
※女性セブン2012年7月19日号